愛知上組門徒総代会・総会及び第1回研修会が開催されました。

令和7年5月24日、ハーティーセンター秦荘・中ホールにて、「愛知上組門徒総代会 総会および第1回研修会」が開催されました。

はじめに、善福寺様より会所のご紹介がありました。参加者の皆さまは、善福寺の歴史や沿革、境内の様子について、頷きながら熱心に耳を傾けておられました。続く活動報告では、皆さま真剣な表情で報告に耳を傾けておられ、門徒総代としての責任と関心の深さがうかがえました。

　研修会では、浄光寺・本願寺派布教使の藤澤彰祐先生のご法話を二席、お聴聞いたしました。『顕浄土真実教行証文類』の総序にある「真実の浄信」についてお話しくださいました。

「信心」と「領解・安心・信仰」は一見似ているようで、その間には大きな違いがあると先生は語られます。信心とは、どれだけ努力しても悟りをえることのできない凡夫である私を、どうにかして救おうと願い、はたらきかけてくださる阿弥陀さまから賜るものである。そして、「領解・安心・信仰」とは、その信心をいただいた私たちが、自身の生活の中で感じ、味わっていくものである――。先生は、ご自身の暮らしの中の具体的な出来事を交えながら、やさしく、わかりやすくお伝えくださいました。

最後には、「また会える場所がある、それがお浄土なのだ」という、近所のおじさんとの別れの思い出を通して、お浄土へと導かれていくご縁についてお話しくださいました。日常の中にある別れや悲しみも、阿弥陀さまのご本願につながっているという、大切な気づきをいただくひとときとなりました。