令和7年度教区門徒総代会 法悦の旅の報告

令和7年6月17日・18日
教区門徒総代会・正福寺 和田千秋

 法悦の旅が、愛知上組 19名と愛知下組15名が1台のバスに参加を得て、稲枝西組のバス2台と共に6月17日・18日に、兵庫県の「名塩御坊・教行寺」と鳥取県の「願正寺」を参拝させていただきました。梅雨の最中ではありましたが、ありがたく青空の広がる好天に恵まれました。

まず、西宮市の名塩御坊・教行寺に急な坂道を登りながら本堂まで進みました。

本堂前からの高台からは、すばらしい景色が広がり、境内の保育園児のお出迎えに疲れもいやされました。

立派な本堂にて愛知上組水上組長調声の勤行後、ご住職より蓮如上人ゆかりのお寺の歴史を資料を通してご法話をいただきました。蓮如上人が、名塩の村民と出会いこの地に草坊を建て道場とし、「南無阿弥陀仏」のお念仏の教えを広めたのが初めで、その後も上人の第八男蓮芸に名塩教行寺を住持させられました。

「形見のお名号」としていまも当寺に伝えられた、六字の名号を後に、ご住職に見送られながら名塩の地を惜しみつつ宿泊先へと向かいました。

米子市皆生(かいけ)温泉の皆生グランドホテルで一泊し、疲れをいやし親睦を深め楽しいひと時を過ごしました。

翌朝、妙好人因幡の源左さんゆかりの青谷町の願正寺に、田園豊かな道を進み橋を渡り歩きながら、お寺の立派な山門前に着きました。

山門・本堂を背にバス3号車の記念写真を撮り境内を眺めながら本堂へと足を運びました。

伊藤愛知下組組長様調声の勤行後、ご住職より因幡の源左(足利喜三郎)さんのお人柄を通してご法話をいただきました。本堂内陣の立派さに見とれ、外陣には源左さんの写真と木像が置かれていました。生い立ちと境遇を聞かせていただくと、本当に多難な一生を、よくぞ「ようこそ ようこそ」の言葉に包んだ生涯を送っていただいたことにあらためて驚嘆しました。

今回の法悦の旅のご縁に遇わさせていただき、蓮如上人・源左さんをはじめ、多くの先人方のお念仏を伝え守り抜くという、ご苦労をあらためて感じた旅でした。

編集後記:掲載している写真はお預かりしたお写真をアプリでスキャンしたため、やや画質が粗くなっておりますが、当日の雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。

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